覚勝院 寳勝心殿 京都 嵯峨野 大覚寺塔頭 別格本山 覚勝院納骨堂

住職より

覚勝院は、大覚寺の塔頭寺院で、ご本尊は十一面観世音菩薩をお祀りしております。同時に歓喜天尊、聖天さんも祀られています。現在の本堂(聖天堂)は正徳元年(1711年)、第六代将軍徳川家宣公の寄進によるものです。旧嵯峨御所、大覚寺の院家職として七百年、檀家と旧寺臣の方たちと一緒に護持し今日に至っております。 この度、お葬式、結婚式、ご法事が奉修できる、新しい持仏堂を建立いたしました。覚勝院にご縁のある皆々様のご先祖供養を中心に、嵯峨天皇、弘法大師信仰を深める宗教行事(お葬式、ご法事、仏前結婚式、春秋施餓鬼供養会、大根供養会など)が奉修できる寺院整備を実施したしだいです。 特に、お葬式の後、ご先祖のご遺骨をお護りする納骨堂「寶勝心殿」を建立し、ご先祖の御霊が永久の安らぎをお持ちいただけるお堂を新設いたしました。 近年、核家族化が進み、お墓を護持するのは難しくなってきていると伺います。その上、後継者であるご子弟の活動範囲が外国にお住まいになるなど広範囲となり、故郷を思っても物理的に毎年、毎月墓参をすることは不可能になってきております。 その場合、お寺がご遺骨をお預かりし、丁重にご回向させていただくことは、大勢の方がご希望されるところと考えられます。そのご要望に応える施設として覚勝院持仏堂、並びに納骨堂「寶勝心殿」の建立をいたしました。 既に檀家でいらっしゃる方はもちろん、檀家でない方も宗旨を問いません。お気軽にお問い合わせください。 嵯峨天皇の大覚寺、その懐に抱かれて永遠の安心をお持ちいただける納骨堂「寶勝心殿」を広くお勧めして行きたいと存じます。 持仏堂、並びに納骨堂の建設には、歴史と文化の深い環境を生かした設計で、卓抜した技術で施工していただきました。 きっとご利用される皆様のご満足のいただける施設だと自負しております。一度、京都嵯峨野、大覚寺にお運びいただき、覚勝院の「寶勝心殿」をご高覧いただければ幸いでございます。大勢の皆様のご来寺をお待ちしております。

合 掌

平成二十年 五月吉日